「アイシテル」は考えさせられるドラマだ。
焦点は「なぜ、小学生の男の子が幼い男の子を殺してしまったか?」
にあるわけで、僕もそれを期待して毎回見てきた。
しかし、このドラマは、実はこの被害者、加害者の両親の苦悩
とその生きることへの様々な障害を丁寧に描いている。
毎日、多くの殺人事件が起きていて、僕たちは犯人に対する憤りを
感じながらニュースを聞き流している。ところが、1件の事件には当事者以外に
多くの人々が巻き込まれ、はからずも、人生の方向を変えているのだ。ということを
思い起こさせてくれる。自分の子供が犯罪をしてしまう悲しさは親としては
絶対に味わいたくない・・・・しかし、現実は、どうなのだろう?
はて、親としてちゃんと子供を正しく育ててきたのだろうか?
考えてしまうのだ。