生まれ育った環境から自ら少し異常と認識している刑事。
殺人鬼の殺すスイッチが入る瞬間の顔が見たいと言う。
一方、自分の妹が惨殺された怒りを犯罪者にぶつける男刑事。
そして、猟奇事件犯罪者、不気味な心理学者・・・
こういう残酷な人間が増えてきている気がするのは僕だけではないと思う。
平和ボケの日本にどっぷりとつかっていると、人は元来、殺生をしながら繁栄
してきた動物なのだし、400年ちょっと前は国内でも平気で殺戮していたのだから
仕方がないとの思いを忘れてしまう。
それにしても、嫌な世の中だと思う。
普通の殺人では、刺激がなくなり、エスカレートしてしまう刑事ドラマとそれを
見たくなってしまう視聴者の「性」。
まあ夏なのだから少々怖くてもいいじゃないかと自分を納得させる一方、
人間とは殺しあわなければ進化できない生物なのだと再認識すべき
ためにもこういうドラマは必要なのかもしれませんね~
そして自分だけはそうではないと思い切れない怖さを味わうのです。