2013-01-01から1年間の記事一覧

「ハニートラップ」と「太陽の罠」

ミュージシャンがドラマの主役をさらってしまう。 ExileのAKIRAとAAAの西島隆弘。 確かに二人とも演技は悪くないが、やはり共演している仲間由紀恵とか 塚本高史と比較すると役者としてはまだまだ。 奇抜な配役で視聴率を取りたいというTV局の魂胆がみえみえ…

「八重の桜」と「おしん」

いよいよ大河ドラマも次回が最終回。これと並行して再放送の「おしん」を1年間見続けた。 山本覚馬・・・・こんな人がいたことさえ、60年近く生きていて知らなかった。 新島襄の名前くらいは知っていたが、同志社は「ラグビーが強い大学」という のが一般…

安倍首相の功罪

僕と安倍首相は1954年生まれの同学年だ。誕生日もわずか2~3週間違い。 団塊世代から一気に野田首相(1957年生まれ)に政権が移った時、 ああ自分たちの世代はリーダーになれずに終わるのかと思っていたので、彼の復活に 僕はほんの少し羨望と期待…

ハードナッツ

橋本愛と高良健吾主演のコメディー推理ドラマ。 橋本愛は朝ドラの放映中に写真週刊誌にお泊りデートをスクープされてしまったのに NHKがBSとはいえ主役に抜擢したことには、少し意外な感じがした。 もともと映画「桐島・・・」で新人賞を受賞した演技派で…

ガラスの家

セカンドバージンのヒットで気を良くしたNHKは、再び脚本を大石静に頼み、 2匹目のどじょうを狙ったのだが、結果は空振り三振。 もっと恐ろしいことが起こるという思わせぶりな予告は、 なんともしまりのない結末に終わった。 主演は今最も旬な女優、井川遥…

JR北海道の不幸

JR北海道の事故調査で明るみになったずさんな保守点検業務。 マスメディアは表面的な報道しかしないが、ネットなどで調べてみると この問題の奥は深い。 かみさんの父親は国鉄の機関士だった。 JRに民営化された頃は助役に出世したものの労使交渉で、胃潰瘍…

Oh My Dad

織田裕二という俳優は、運が悪いのか、どうも「踊る大捜査線」以上の役がまわってこない。 この甲斐性なしの父親役。優柔不断で仕事でも子育てでも全く空回りしてしまうのだが、 真剣に悩みすぎてしまったり、そうかと思うと唐突に理想の父親の発言をしたり…

激流

「激流」。いらいらするドラマがようやく終わった。 武田真治と賀来千香子、田中美佐子がちょっと出てきては、 「あの人」とか「それは私には言えない」とか思わせぶりなセリフを 言うわりに次の回には突然とうとうとしゃべりだす。 主役級の俳優が意味深な…

7つの会議

NHK久々の本格的社会ドラマで見ごたえがあった。 あの伝説の経済ドラマ「ハゲタカ」を彷彿とさせる。 東山紀之が笑いを封印し、さえないサラリーマンが 思い切った内部告発する過程を丁寧に演じている。 大食いの探偵役もいいが、こういうしがない父親役もう…

半沢直樹

今期で一番面白いドラマ。堺雅人が「リーガルハイ」のテンションをキープしつつ おちゃらけを封印してシリアスに頑張っている。 最後はきっと悪役がはまってきた香川照之との一騎打ちなのだろう。 なにしろ、にくたらしい連中が沢山出てくる。これは関西の銀…

あまちゃん

世の中に「じぇじぇじぇ」がじわじわと浸透してきて、 快調な朝ドラだが、怪演していた渡辺えりを筆頭とする海女クラブが出番が少なくなり、 面白さは半減している。 最近は「海女ちゃん」が「甘ちゃん」になってきた。 7月から始まった東京編では完璧にク…

2年半ぶりの単独フライト

2011年1月に半月板を損傷し、手術、入院、リハビリを続けていましたが、 7月6日、ようやくパラグライダーの単独フライトを再開することができました。 南の風が安定していて、着地もソフトにできました。 沖縄南部の知念半島。 うまい人は海から吹き…

空飛ぶ広報室

ワンパターンといえばそうなのだが、強気の新垣結衣と優柔不断の綾野剛。 そこに綾野の泣きを加えたこのドラマ。 綾野が男女関係に少し幼すぎるのが気になるが、まあ大目にみよう。 航空自衛隊の協力なしにはできないドラマだから、宣伝シーンも多いが、純粋…

Take Five

唐沢寿明、松雪泰子主演の刑事ドラマ。 この二人の演技はもっとうまいと思うのだが、大学教授と刑事がしっくりこない。 売り出し中の松阪桃李を絡めてなんとか、ハードボイルドに したいのだが、なかなかうまくいかない。 バーに集まって、ジャズを流すのだ…

村上春樹ブームの終焉

新刊「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の時」が発売されて1ヶ月近くになる。 勿論、春樹ファンの僕としては、すぐに読んだのだが、「1Q84」や「海辺のカフカ」 のようないい読後感がなかったのはなぜか? 一部の人は、震災後のメッセージを感じるとか…

あまちゃん

朝ドラ「あまちゃん」が始まって約1ヶ月。 さすが宮藤官九郎。面白い。 前回の「純と愛」の遊川和彦脚本も悪くはなかったが、 ユーモアのセンスには格段の差がある。 やはり、朝ドラなのだから、深刻なセリフは保守層からの反感が多い。 そういう面で宮本信…

連ドラ・・・ばっさり

今期の連続ドラマ。 タイトルだけ見ると面白そうなドラマが多いような気がするが、惑わされてはいけない。 月曜日 「ガリレオ」・・・これはまあ、内容はともかく、相手役が柴咲コウから吉高由里子に代わり、 どういう変化が見られるか?が少し期待?とりあ…

「純と愛」最終回

当たり前の話だが「純と愛」が最終回を迎える。 愛くんが今週、命を取り留めたので、 意識を取り戻すかどうか? 最後がハッピーかそうでないか? はあまり期待していないが、 脚本家遊川和彦はよくチャレンジしたと思う。 どぎつい罵声を連発し、お茶の間の…

小説「ビブリア古書堂」にはまる

ドラマの原作を読むつもりはなかったのだが、「タンポポ娘」を探している内に小説に手を出してしまった。 つまり、3巻に出てくるタンポポ娘のストーリーが腑に落ちず、短編なら立ち読みできるかと思い、 JUNK堂書店へ探しに行ったのだが、結局見つからず(…

サキ

仲間由紀恵主演「美しき隣人」の続編。 前回は幸せな隣人家庭を徐々に壊していく悪女サキを演じたが、 今回は男たちを手玉に取り、自殺を誘導していく。 不気味さもかなりパワーアップしている。 冷蔵庫の中にチルド冷凍された真空パックのステーキ肉を 狙っ…

Dinner

「ひとつ屋根の下」など江口洋介の暑苦しさが昔から苦手だったが、 珍しく倉科カナが陰険さがなくまともな役だったので、観始めたら、なかなか面白い。 だいたい脇役が豪華だ。袴田吉彦、松重豊、志賀廣太郎、ユースケサンタマリアなどの ベテランを惜しげも…

おトメさん

黒木瞳と相武紗季の嫁姑バトルと思っていたが、 嫁の過去を疑う内に大地康雄演じる刑事が失踪事件捜査で絡んできて なぜかサスペンス・タッチのドラマになっている。 まあ、時代も時代で、古くから描き尽くしたテーマだし、視聴者の中心である 主婦も嫁姑バ…

最高の離婚

瑛太という俳優は不思議な役者だ。2枚目なのに3枚目が良く似合う。 このドラマでもサボテンが好きで、神経質で几帳面、 よけいな事を言って地雷を踏んでしまうドジな男をすんなり演じている。 どうも中井貴一路線を踏襲しているようにも見える。 その瑛太…

夜行観覧車

僕には皆目理解できないのだが、うちの次男が好きな湊かなえの小説を ドラマ化。鈴木京香が無理して引っ越した高級住宅街で笑われる主婦を 演じている。ちょっと考えたり、相談すれば分かるようなミスを連発したり、 娘に無神経な言動を繰り返す困った主婦だ…

八重の桜

綾瀬はるかが「干物女」の頃は、大河の主役になれるとは誰も思っていなかっただろう。 彼女の八重を見ていると、やっぱり干物女の方が合っていると思う。 先日ハワイに行った時に、実弾射撃というものを初体験したのだが、 45口径の反動や火花は半端なもの…

書店員ミチルの身の上話

長崎の地味な書店で働くミチルが同僚から頼まれて買った宝くじが2億円に当選。 平凡な結婚と退屈な毎日につい魔が刺し不倫相手(新井浩文)を追いかけて 上京するが、帰るタイミングを逃してそのままずるずると幼馴染竹井(高良健吾) のマンションに居座る…

ビブリア古書堂の事件手帖

剛力彩芽はショートカットにしてから、人気が出たそうだ。 確かにショートヘアの似合う女優は最近なかなかいない。 多分ちょっとつりあがった眼と髪の長さのバランスがいいのだと思う。 古い本をこよなく愛しているという、最近ではなかなか見あたらない女性…