2011-01-01から1年間の記事一覧

ソフィーの世界

1ヶ月の入院生活も今日で終わり。テレビもパソコンもあり、適度に同室の方の入れ替わりがあり、 意外と退屈はしなかったが禁酒と薄味な食事はつらかった。 4冊の本を読んだ。文庫の東野圭吾「白銀ジャック」「ダイイングアイ」村上龍「昭和歌謡大全集」 「…

沖縄入院生活

今年1月、パラグライダーの着地時に左足をひねってしまい、 様子を見ていたのだが、9月に沖縄の病院でようやく半月板断裂が判明し、 12月28日入院、29日手術した。 断裂部分の切除手術は2時間程度と聞いていたが、 縫合できる部分もあったため、1…

車谷長吉

車谷長吉という作家を知っていますか? 僕は本は読んだことはないのですが、毎週末、朝日新聞Beの文章 (お悩み相談)をよく読みます。 僕は人を褒めるのは滅多にありませんが、この人は本当に「すごい」人です。 たとえば、義理の両親の介護疲れの人が、逃…

南極大陸

何度も映画化された原作だから、だれでも結果は知っている。 あえて、木村拓哉に主演させたTBSの思惑はタイトルバックでわかる。 「仁」の映像と、音楽とそっくりではないか? かつての「ドラマのTBS」が日曜だけでも視聴率を取れというTOP命令に 従っている…

「謎解きはディナーのあとで」と「相棒」

北川景子と櫻井翔のコンビで始まった「謎解きはディナー・・・」。 なんとも大金持ちとその執事という時代錯誤のシチュエーションなのだが、 それはそれで、椎名桔平の大げさな芝居とともに、バカバカしく笑える。 櫻井の嫌みったらしいセリフにこれまた北川…

「ビターシュガー」と「カレ、夫、男友達」

ビターシュガー3回目。 30分の連続ドラマというのは、慣れないせいか、ストーリーを思い出すのがつらい。 りょう、鈴木砂羽、和久井映見が39歳、賞味期限切れ寸前のアラフォー をそれなりに演じているが、どうも、もうアラフォードラマにも飽きてきた。…

ラストマネー

伊東英明がストイックな保険査定員を演じている。松重豊も半分ヤクザっぽい、なかなかいい味を出しているが、 薄幸の女詐欺師だけは、いただけない。高島礼子はやはり、魚をさばいたり、弁当を詰めたりという 仕事には無理がある。いくら演じても都会的な洗…

家政婦のミタ

松嶋奈々子が能面、いやロボットのように無表情で完璧な家政婦を演じている。 あのAKBの前田敦子が演じたQ10とあまり変わらないのではと思いながら なぜか長谷川理恵を思い出す。 なぜ、笑わえなくなったのかは最後のお楽しみなのだろうが、ストーリーはなか…

私が恋愛できない理由

香里奈、吉高由里子、大島優子の3人のシェアハウス。 クラブの先輩後輩という微妙な上下関係と恋愛に対する考え方が 全く違う3人が一緒に暮らす。 ありきたりといえばありきたり。新鮮味がない。 そこに一人、どーーん離れた稲森いずみ。このシチュエーシ…

今期一番の駄作「蜜の味」

蜜の味というタイトルとドロドロの愛憎劇と聞いていたので、 超「昼メロ」を期待していたのだが、まるで、高校生の初恋物語のようだ。 そもそも、主役ARATAと榮倉奈々が暗い。 榮倉は「泣かないと決めた日」の虐められ役と同じ。観ていてイライラする。 さら…

なんだか尻すぼみだった「おひさま」

あまり好みではなかった井上真央だったが、「おひさま」は面白かった。 とくに戦前、戦中の庶民の暮らし、戦争に翻弄される教育現場をていねいに描いていたし、 陽子と樋口久子の義母子関係は、とても気持ちがよかった。 ただ、男性人があまりにも現代的で、…

「カーネーション」と「神様の女房」

「好きこそ物の上手なれ」とはよく言った。 「カーネーション」のモデルらしいコシノ3姉妹の母。 「神様の女房」の松下幸之助。 昔の人は一つのモノになぜあれほど一所懸命になれるのだろうか? 凡人から見ると、およそ興味がもてないものに惹かれてしまう…

「ジウ」と「絶対零度」

もう両方とも終わってしまったが・・・ 「ジウ」金曜日の11時からというハンデをもろともせず、頑張った。 黒木メイサが女SAT。ストイックなアクションを披露。対極の多部未華子は素人刑事。 結局最後までちぐはぐなペアだったが、メイサの役がかなり非現…

2001年9月11日

2001年9月11日から10年。 アメリカは相変わらず、軍需産業のために、意味の無い戦争を続けており、 震災や災害もあって、日本は借金大国から抜け出せずにいる。 僕は脱サラし、カミサンとは死別した。 子供たちは就職し、独立し、長男には子供まで…

胡桃の部屋

向田邦子の原作。 父親の失踪と夫婦の亀裂。 テーマとしては古く、ありきたり。ドラマとしても地味で暗いが、 松下奈緒が主演とならば見逃さないわけにはいかない。 向田邦子は生涯独身。妻子ある男性を好きになるが、結局死別。 最後に奈緒が、髪を切るのだ…

夏休み最後の日

遠い昔、まだ夏休みを楽しんでいた頃、8月31日ほど嫌いな日はなかった。 夏休みの宿題は残っているし、エアコンもなく暑くけだるい午後。 身体はすっかり、宵っ張りの朝寝坊に慣れ、点けっ放しのTVをだらだらと 観るものの、頭の中には宿題のことで一杯・…

それでも、生きてゆく。

たしかに世の中にこれほど多くの殺人事件があるなら、 加害者家族、被害者家族がこういう関係になることもあるだろう。 日本に限らず、家族に対する偏見は長く収まらない。 僕たちのまわりにもこういう立場の人たちが目立たず、ひっそりと生きているのだろう…

那覇に引越し

2年弱住んだ南風原町から那覇市内に引っ越した。 海の見えない沖縄は、本土の人間としては少しさびしい。 さらに風がないと、養豚場らしき異臭が鼻をつき、窓を開けられない。 それに較べて、那覇泊港近くのマンション10階から見える夕日はすばらしい。 …

陽はまた昇る

タイトルでは期待できなかったが、 刑事ドラマや学園ドラマもあきてしまったこの時期に 警察学校という特殊な学校の事情を描き、刑事ドラマでは不思議と軽視されがちな警官が あらためて崇高な職なんだということを再認識をさせてくれるドラマだ。 佐藤浩一…

グリコ森永事件のころ

1984年3月、江崎グリコの社長が拉致され、この一連の事件は始まった。 3回にわたり放映されたNHKスペシャルを観て、当時のことを思い出した。 その年の初めに僕はカミサンと2人の子供を連れて、広島から東京へ転勤になった。 もともと営業職に疑問…

全開ガール

なんとも、陳腐なタイトルだが、月9で、新垣結衣主演なら見逃すわけにはいかない。 最近、人気の錦戸亮が子持ちコック(シェフ)という役も、悪くない。 押しが弱く、結衣に振り回されても、なぜか擦り寄ってしまう男はぴったりだ。 一方、結衣ちゃんは自分…

全英リコー女子オープン

宮里藍がエビアンで優勝。その勢いで、全英に乗り込む・・・ 期待は膨らみ、毎晩ビデオ録画したのだが・・・ まさかの予選落ち。 宮里美香、上田桃子が3日目まで、なんとか上位に踏ん張ったが、 最終日スコアが伸びずに14位、22位に終わった。 解説の戸…

「下流の宴」、「遺留捜査」「BOSS」

「下流の宴」の黒木瞳。 「笑っていいとも」に出演していた彼女を見て、これはまさに地の演技なのだ。と思った。 もう随分前になるが、うちのカミサンも息子たちの受験勉強に振り回されていた。 自分がそこそこにうまく中流社会に溶け込んでしまうと母親とい…

ロケ地発見!幸せになろうよ

連続ドラマの楽しみ方の一つとして、ロケ地を特定するのがある。 東京・世田谷に住んでいた頃、自分の知っている街や店が出てくると まるで、自分もドラマに参加しているような気がしたものだ。 「幸せになろうよ」のロケ地。大井町線「尾山台駅」周辺。 堂…

マドンナヴェルデ最終回

ちょっと忙しくて、マドンナヴェルデの最終回を録画したまま ようやく今日になって沖縄で観ることができた。 PanasonicDigaのWeb予約は便利だ。 Toshibaのメール予約と比べると操作の分かり易さで格段の差がある。 このドラマの最終回のどんでんがえしはちょ…

家族法廷

たぶん、朝日新聞TV欄の解説に載っていなければ、このドラマは見なかっただろう。 主役の長塚京三が「マドンナヴェルデ」でいい味を出していたから、ちょっと見る気になった。 ミムラも不思議な感性があり、ほのぼのとしたホームドラマを期待したのだが、あ…

「リバウンド」と「名前をなくした女神」

「リバウンド」。人気のイケメン速水もこみち、カワイ系相武紗季の共演。 2人ともよくぞ、やった!エライ! 2人が思いっきりデブってしまう特殊メイク。よくできている。 たしかにアゴをなくしてしまうと不思議とデブになる。 毎回、デブになったり、スリ…

教師の言動

「おひさま」を見ていると昔のことをよく思い出す。 中学1年生。久しぶりに女性教師が担任になったのだが この先生は中間試験や期末試験の結果(名前と点数)を授業中に口頭で発表する。 ある時、上位3人の中に呼ばれなくて、僕は授業のあと、先生を追った…

「おひさま」一家

「おひさま」が始まって1ヶ月半。 昭和14年春、僕のお袋も13歳、宮崎女学校に通っていた。 兄が2人(健次、純)いたから、まさにお袋の家族を見ているようだ。 2人とも早く亡くなったので、僕は面識がないが、お袋は健次兄さんのこと を陽子(井上真…

順子との思い出

僕の初恋の人、順子は1つ年下。今でも原田知世に似ているだろうか?5年生と6年生の学級委員が集まる児童会で一緒になった。ろくに話もしたことはなかったが、彼女が転校するという噂を聞き、文通を申し込んだ。 それから僕たちは中学、高校と違う道を歩き…