2014-01-01から1年間の記事一覧

素敵な選タクシー

竹野内豊主演、バカリズム脚本のドラマ。 世田谷の動物病院で、竹野内の実物に遭遇し、2枚目の真骨頂に 男ながらまいってしまって以来、主演ドラマはかかさず観るようになった。 今回のドラマはバカリズムが初脚本ということで話題になったが、 竹野内のコ…

すべてがFになる

たしかに謎解きは凝っている。凝っているから時間が足りない。 1時間を2時間にすれば、2時間ドラマや映画レベルになれる いいアイデアだと思ったが、人間の忘却は予想以上だ。 1週間でかなり忘れてしまうので、 誰がどう殺されたのかすっかり忘れている…

「深夜食堂」と「孤独のグルメ」

沖縄ではテレビ東京は映らない。 だから、この二つのドラマも観ていなかった。 東伊豆に戻った時に、たまたま放送されていた「深夜食堂」を観て、 ビックコミックオリジナルの原作イメージと小林薫が違和感がなく、それ以後、録画して楽しんでいる。 沖縄で…

Nのために

今期、NとかFとか、意味深長なドラマタイトルがかぶり、TBSもフジも当初困惑したに違いない。 もともと「湊かなえ」は暗くて後味が悪いし、主役の「榮倉奈々」も妙に図体がでかいし、 顔立ちも僕の好みではない。 朝ドラでダンスをしていた時は、気にな…

信長協奏曲

僕が小栗旬を割りと好きなのは、自分のカッコよさを気にも止めないところだ。 明らかに、このドラマでも、2枚目らしさを捨て、いかにもやんちゃな軽薄アンチャンを演じている。 従順な部下池田恒興を演じている主役級の向井理でもこの役は無理だろう。 まし…

ごめんね青春

宮藤官九郎のドラマは、「あまちゃん」でその面白さを知ったのだが、 このドラマは、ラテ欄の評判は良かったが、 青春物のせいか、僕には今ひとつ波長が合わない。 確かに、いろいろなキャラクターが出てきてそれなりに面白いが、 あまちゃんのレベルには到…

マッサン

遠い昔、広島に4年ほど住んだ頃、よく「竹鶴」という居酒屋に通った。 酢牡蠣を注文し、いつも翌日、下痢をしていた。それでも構わず、牡蠣を食べ続けた。 カミサンは広島生まれで、ビールと牡蠣で急性胃炎になったと言っていたが、 僕は多分ただ単に腸が弱…

「アバター」のもうひとつの楽しみ方

今週の土曜日、地上波で「アバター」が放映される。3Dの初期公開映画として、脚光を浴びたが、 僕は2つの楽しみ方をお勧めする。 1つは、英語で観ること。この映画は結構、人種差別をモチーフにしている。 アバターは人間ではなく、差別される側の人々で…

HEROはなぜ面白いのか?

キムタクが主役でなくても、多分面白いと思う。 想像してみよう。妻夫木聡でも小栗旬でもいいではないか? そう、相棒に松たか子でなく、北川景子でもそれなりに面白いのだ。 すなわち、個性際立つ脇役たちが自分の思うままに、同時にしゃべる掛け合いが こ…

家族狩り

天童荒太はあの評判のいい「永遠の仔」さえ読んだことはない。 なにしろ長すぎる。この原作も全5巻を読む気力がない。 それにしても、このドラマ、暗い。暗すぎる。 多分世の中にはこういう家族が本当に沢山いるのだろうが、 毎回、観終わるたびに、ため息…

花子とアン

途中から、原作「アンのゆりかご」を買って、ドラマを観ながら並行して本を読んでいるが、もともと地味なストーリーなので、朝ドラ向けにかなり無理な脚色をしています。「ゲゲゲの女房」もそうですが・・ 読んでから観るか?観てから読むか?というのは角川…

アリスの棘

上野樹里主演の医療系サスペンスドラマ。 医療現場は人の命がかかっているので、刑事ドラマ の次にドラマチックなストーリーが作れるのだが、 これはどうなのだろうか?いくらフィクションとはいえ、ひどすぎる。 これだけ、次から次へと関係者に悪人ばかり…

MOZU、SMOKING GUN、BORDER

このローマ字タイトルの3つのドラマ。 主役は西島秀俊、香取晋吾、小栗旬という人気の3人。 それぞれが工夫したドラマ作りをしているが、どうもパッとしない。 まず、「MOZU」は暗すぎる。一言でいえば、おどろおどろしい。さらにダルマという謎の言葉が …

ブラックプレジデント

尾崎将也という脚本家の感性が僕には、この上なく心地いい。 ストーリーからするとまあ、目新しさもないし、 むしろ主役の沢村一樹の大げさな高笑いやの黒木メイサが連発する「は~!」と いう今どき女子の気の強さや眉間の皺の寄せ方がやや鼻につく。 ステ…

舟を編む

残念ながら映画館ではなかったが、久しぶりにいい映画を観た。 日本アカデミー賞を総なめにした話題の映画。 沖縄では放映していなかったので、伊豆の録画機にネット予約を入れて 今週観たというわけだ。 なんといっても観た後味がいい。 「北のカナリア」も…

突然の別れ

パラグライダーというスポーツは危険と隣り合わせの命をかけるスポーツであることは 常々覚悟をしていたのだが、1年間一緒に練習してきた友人が亡くなってしまう とは思いもよらなかった。 先週日曜日に彼は東京から戻ってきて、久しぶりにクラブに顔を出し…

いろいろな出会い

沖縄に移動して1ヶ月。 南部のスポーツ同好会や那覇の飲み屋でいろいろな人と出会う。 ある人は40年、ボートの免許を教える会社で働いた後、港の市場で 漁協との連絡係をしている。インドネシアの若者が毎年2~30人、 研修を受け、日本のマグロはえな…

S最後の警官

向井理、綾野剛のダブル主役に、凶悪犯オダギリジョー。 NHKの朝ドラで人気に火が点いた二人に大河ドラマの準主役という配役は豪華だ。 加えて主役級の新垣結衣までも、終盤、友情出演させてきたTBSに拍手。 いつもは優柔不断な綾野がクールな狙撃手を…

緊急取調室

天海祐希が殺された夫の真相に迫る女取調官を演じるこのドラマの舞台は 田中哲司をヘッドに大杉漣、小日向文世、でんでんが天海を「おばはん」扱いをするセクハラ部署。 BOSSで特別犯罪対策室長役、離婚弁護士で弁護士、女王の教室で先生 と様々な役をこ…

私の嫌いな探偵

いつのまにか今期のドラマも終わり始めてきた。このドラマも、今週最終回。 観ていて、気楽に楽しめて、ドラマ好きの僕は嫌いではないが、 万人受けするかというと、そうではないような気がする。 推理ドラマとしては正当な謎解きが用意されている一方、 犯…

「医龍4」絶好調

圧倒的な医学専門用語を解説もそこそこに、怒涛のように繰り出す。 正義を貫き、苦悩を見せない主役、坂口憲二のストイックさがいい。 さらに女性視聴者に媚びて余計な恋愛エピソードを挟さむドラマが多い中、 硬派路線をはずさない芯の強さを感じる。 マン…

ごちそうさん

あまちゃんの後、当たり前のように、毎日見ている。 背の高い杏ちゃんと東出昌大の通天閣コンビが織り成すドタバタコメディー。 主役の二人が少し地味なので、多様な脇役がしっかりとドラマを支えている。 テーマである「食」のアイデアと様々なエピソードが…

マルちゃん正麺

ここ数年、マルちゃん正麺(豚骨と味噌味)を楽しんでいる。 豚骨の麺は以前住んでいた世田谷の家の近くにあった「一風堂」に負けない。 極細で、きっちり1分半でどんぶりに移すと最高の食感が味わえる。 スープもかなり本物に近い。 これにねぎ、紅しょう…

紙の月

お金に振り回される女たちを角田光代が描く暗い物語。 実際に起きた横領事件を元に小説にしたらしいが 事実は小説より奇なり。NHKドラマ10は宝くじなどお金にまつわる 破滅型熟女恋愛の話が好きだ。 平凡なサラリーマンの妻・原田知世が苦学生・満島真之介…

東京バンドワゴン

すでに新しいドラマが始まっているが、このドラマについても一言残しておきたい。 まず、玉置浩二。 本当に彼は歌がうまい。同じ北海道出身の松山千春の伸びのある声もいいが、 歌のもつ「余韻」という点では玉置が上だろう。 最近「アサイチ」のプレミアム…

クロコーチ

3億円事件といえば、戦後最大の謎。我々世代の興味の的だから その核心に迫るドラマは見逃せない。 長瀬智也が不良刑事、剛力彩芽がその相棒を演じる。 主役のこの二人、長瀬の刑事スタイルはまるで、「壁ぎわ税務官」の鐘野成樹だし、 しゃベリ型もねっと…