37℃の涙

盛り上がりの少ないイマイチなドラマではあったが、病理保育の最新事情は

知らないことも多く、女性の社会進出を後押しする世の中の動きもあり、

若いママ・パパへの理解が少しは深まったかなあと思いつつ

最終回まで観てしまった。

シングルファーザーの二人(速水もこみち成宮寛貴)が、

立場や環境は違うが蓮沸美沙子に思いを寄せる過程も、最後にプロポーズした結果も、

予想通りであった。

だから、ドラマとしては「探偵の探偵」とか「リスクの神様」よりは意外性がないのだが

まあ、悪役は浅野温子くらいのもので、仲たがいしていた兄姉にも理解されるという

ありきたりのハッピーエンドは、救いようもない殺伐とした2つの硬派ドラマ視聴後の

後味の悪さを中和してくれたという点では評価してもいいのかもしれない。