時代はだいぶ違うが、これが真実なら、この業界のパワハラは今でも続いている。
一体こういう業界には労働基準監督官は訪問しないのだろうか?
常々言っているが、面白いドラマは脇役で決まる。
いくら主人公が頑張っていても、脇が下手だと一気に醒めてしまう。
このドラマは何度も放送されているらしいが、僕は観ていないので
新鮮で、主人公の桁外れた情熱や非常識ぶりが面白い。
そういう主人公をまわりのみんなが理解して、支えている雰囲気が
妙に懐かしい時代への郷愁を呼ぶのだろう。
「まれ」の主役土屋大鳳も一人で頑張っているが、カメラマンがUPしすぎて
どうも演技より可愛い顔に執着しすぎている感がある。タイトルバックで
踊るシーンも能登の人たちとのギャップが大きすぎて。。。
一生懸命頑張っている土屋だが、オーディションで私にチャンスをくださいと
訴えたというエピソードがかぶってきて、人を押しのけてでも這い上がる性格に
ちょっとたじろいてしまう。小日向のセリフではそうでなければ世界一のパティシエに
はなれないらしいが・・・
ただ、漆職人や製塩など地味な伝統のよさを紹介し、さらに一所懸命生きることの
すがすがしさというNHKらしい良心が心地いい。
そこに多くの脇役陣を持ってくる構成は「あまちゃん」成功に便乗している。