沖縄にカジノ?

昔、勤めていた会社の同期が2名、沖縄にやって来た。
沖縄単身赴任の2名を加えて5人で石垣島の島歌を聞きながら、泡盛を片手に
沖縄復興の話になった。
 
県も数年前から、その是非を検討していて、その結果をホームページで公開している。
沖縄の有効求人倍率は震災前の東北地方の半分で全国最下位。
観光客は年550万人。しかし海外からの旅行者は4%。
たしかに昨日停泊していた船は飛鳥2だ。
 
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韓国はカジノでかなり観光客を増やしているようだ。
 
 さて、ここにラスベガスのようなホテル、カジノを作ったらどうかという話である。
カジノは富裕層専用で、もし、住民が入りたければ入場料5000円くらいを取るという。
そうであれば、パートやバイトをしながらパチンコに入れ込んでいる僕の沖縄の知り合いたちが
はまることはないかもしれない。
 
仕事の関係で、2004年から3年連続でラスベガス・べラジオホテルに宿泊したこともあり、
明け方までカジノに入り浸るアメリカ人や会社の同僚たち(日本人)を見てきた。
僕はラスベガスのセリーヌディオンやイケメン・マジシャンのショーを楽しんだ。
つかのまの夢を見せてくれることも必要かもしれない。
 
しかし、映画「カジノ」などを観ていると、やはり、お金がうごめく所には、闇の社会が
暗躍してしまい、せっかく消滅しかけている沖縄のヤクザが、また復活する機会も出てくる。
 
ましてや、大王製紙の社長ばかりでなく、僕のまわりでも、ごく親しい友人が年数回、韓国のカジノに行って、
1000万円の借金(800万円は返済済)を作ったことも、つい最近知った。
 
沖縄は現在130万人およそ、日本の1%の人口。
有効求人倍率は確かに低いが、沖縄の共働き率がかなり高いことも影響しているように思う。
凶悪犯罪も年間140件くらいなので、全国15000件のほぼ1%。
米軍関係者の犯罪は軽いものも含めて70件くらい。20年で半減している。
 
普天間跡地に巨大ホテルカジノを作れば確かに地元への観光客は増え、ホテル業界は潤うだろうが、
資本家や富裕層が遊び、沖縄の人々が低賃金でその人たちの世話をするという構図は
どうも本土の人たちの発想としか思えない。