「8日目の蝉」と「Mother」は最近始まったドラマだが、
関係のない女が女の子を連れ去って、娘にしてしまうという設定は、同じだ。
暗い話で、壇れいと松雪康子がそれぞれタイプは違うのだが好演している。
母親と子供という関係は、本質的に男には理解できないテーマであり、
1Q84の村上春樹もなんとか、頑張ってみたが、結局のところ、ありきたりの
心情でしか、書けなかったのではないだろうか?1Q84の面白さは
男にしか理解できない男の「性」をファンタジーにしてしまったところにある。
そういう意味では、この2つドラマの面白さを僕たち男は楽しめて
いるわけではないような気がする。どう考えても、男は子供を育てるために
誘拐などするはずがない。