先週末、ミニ同窓会を開いたのだが、
そのメンバーに結婚式スピーチを披露したが、ぼろくそに
批判されてしまった。まあ、独身の人たちには理解できないのかなあ~
長すぎる? 4分なんだけど・・・普通は5分らしい。
本日は、お忙しい中、長男Kと新しく娘になりましたT
のためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
また、来賓の皆様、友人の皆様、あたたかいお祝いの言葉を多数いただき
このようなすばらしい結婚披露宴を無事終えることができましたことを
新郎新婦親戚一同深く感謝しております。
思い起こせば、私も27年前に広島で結婚式をあげました。
世の中、だれもが結婚式をしていた時代でしたから、その時は、あまり深く結婚披露宴という
ものを考えず、友人に負けないよう、少し見栄を張って多くの方々をご招待したものです。
2年半前に急逝しました家内とは、25年間、多くの試練がありましたが、
それらをなんとか乗り越え、こうして長男の披露宴を迎えることができましたのも、
昔、大勢のお客様の前で、高らかに結婚を宣言した「おかげ」かもしれません。
(すこしかっこよく、お話ししすぎました。家内と私はX社の広島営業所の職場結婚でしたので
招待者は上司や同僚ばかりだったんですね。その結果、営業課長が酔っ払いまして、
スピーチが止まらず、媒酌人だった営業所長が、壇上から「おまえ、いいかげんにしろ」と
スピーチを止めたり、総務課長は総務課長で「年度末の営業成績成績100%達成おめでとう
ございます」とか、まあほとんど、営業所の忘年会でした。
披露宴の招待者は良く考える必要がありますね。ただ、今、思うと、それはそれで大変たのしい
爆笑披露宴でした。。。。。。本当にいい上司、先輩に恵まれました。。。。。。)
ところが、そのうち、だんだん結婚式を地味にしたり、省いてしまうカップルが多くなり、
会社などでも結婚式に招待されることも少なくなり、それはそれで、交際費が助かる
などと多少安易な考えをしておりました。
そんな中、Tさんから結婚式をしたいと聞かされ、少し、びっくりいたしましたが
考えてみれば、ブライダルの仕事をしていて、結婚式をあげるのは当たり前ですよね。
本日、改めてこうして結婚披露宴というものを久しぶりに経験しますと
65億分の1という途方もない確率で2人が出会い、その結果、両家が親戚づきあいを始め、
新しい大きな家族となるわけで、もしかしたら、新郎新婦の友人同士が結婚したり、また、
会社同士、たとえばY社とZ社が提携する可能性もあるという
様々なビッグチャンスがこの場にあるとも言えます。
そういう意味で結婚式とは人と人をつなぐ「とても貴重な出会いの場」と再認識すべきなのでは
ないでしょうか?(皆さん、(とくに新婦のお友達は)思い切って、どんどん名刺交換、メール交換
をしましょう。「一期一会」という千利休の弟子や家老井伊直弼が作った言葉があります。
こんな機会は一生に2度とありません。)
昨年、サラリーマンを辞め、多少暇ができ、最近、国会中継を見ながら、よく考えるのですが、
日本経済復活のためには、車や家電などの「モノ」の生産ではなく、お祭りとかパーティー、介護などの
国内で消費されるサービス産業をもっと増やし、お金を循環させる必要があります。
年金が潤沢なお年寄りは、若者の支援をし、お祭りや結婚式を支援すべきなのです。
より多くの結婚式をあげ、ついでに家を新築、増築し、「3世帯同居できる大きな家」を作る。
遠距離であれば、ネットにつながったパソコンを利用した仮想同居などもいいかもしれません。
核家族推進ではなく、そういう日本古来の大家族主義を復活させれば、少子化、老人介護の問題
を解決できるかもしれません。
そういう意味で新婦Tさんが新しい家族を作る最初の仕事であり、また新郎Kが
家族の幸せを固める仕事をしている。この2人が「日本の新しい未来の演出」に多少なりとも
かかわっていることを大変うれしく思います。
最後になりますが、まだまだ若く未熟なふたりではありますので、皆さまのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
(結婚式ならZ社、家を作るならY社。転職するならA社。(私の会社です。)
すいません。長年の営業の癖が出てしまいました。)
本日は長時間、貴重なお時間を2人のために頂戴いたしまして誠にありがとうございました。
これを機会に皆様の新たな出会い、交流が始まりますことを祈念いたしまして
お礼の言葉とさせていただきます。両家を代表して御礼申し上げます。ありがとうございました。