昭和39年10月、僕もみね子と同じように九州から上京してきた。
オリンピックの聖火を佐賀で見送り、寝台みずほに乗って
大阪駅で新幹線を横目に見ながら東京の小学校に転校。
担任の体育教師はオリンピックが終わるまで、学校に来なかった。
ビートルズ東京公演には4歳上の兄貴が行き、
1歳上の姉はツイッギーの真似をしてミニスカートをはいていた。
そんな時代を思い出させてくれる。
「お父さん、・・・」と茨城弁で語りかけるみね子がまたいい。
みね子が本当に素直で、可愛くて、こんな女の子が
嫁さんにきてくれたらなあと思う爺さんは多いに違いない。
大学生の頃、水戸一高出身の同級生がしゃべる茨城弁を聞いて
九州弁を忘れてしまっていた自分まで気恥ずかしかったことを思い出した。
しかし、今聞くと、なんて素晴らしい方言なんだろう?なんだか気持ちがほっこりしてきて
いいもんだなあと思ってしまう。心地よさがある。
このドラマには悪人は出てこない。
みんな優しいからドラマとしてはつまらないというとそんなことはない。
「あまちゃん」もそうだが、日常の中にドラマが沢山ある。
不器用だけど一生懸命働いている農家の長女(おねえちゃん)、みね子は
日本の宝だ!
被害のなかった北朝鮮ミサイルのニュースを延々と
4時間も放送して、「ひよっこ」放映をしなかったNHKの偉いさん
はどう考えているんだろう? テロップで十分だったのでは???
ついでに言わせてもらうと、民放のドラマ制作陣もプライドを捨てて
夜9時のドラマ枠にNHKから「あまちゃん」を借りて再放送をしたら
15%の視聴率は確実だと思いますよ。