早海さんと呼ばれる日

WOWWOWやスカパーが無料放送をしているので、
予約録画をしていたら、どういうわけか、無料期間が過ぎても
録画できる。たぶん、パナソニックのBDレコーダーでの
アクセスが初めてだったのかもしれない。
そういうわけで、BD-REのディスクもあるので、じゃんじゃん録画している。
 
ところが、「郵便配達は2度ベルを鳴らす」とか「ナチュラルボーンキラー」など、
ひと昔前の話題映画は暴力が多い。
こういう映画を立て続けに観ていると、普段はすっかり消えている人間という動物の持つ
暴力性を思い出してしまう。アメリカという国は自由と平等といいながら、欲望のるつぼであり、
結局、他人を蹴落とし、戦争をやめられず、勝ち上がる人間を賞賛する病んだ社会だ。
そういう世界観を戦後押し付けられてきた日本という国でも「水のないプール」のような
暴力犯罪がはびこっている。「平清盛」以来、武士が殺戮を繰り返し、江戸300年で
悟りを開いたと思いきや、野蛮な明治人たちが未曾有な大戦を惹き起こした
日本人本来の気質なのかもしれない。
 
「人間というやつは本当に救いようもない動物だ」と嘆きつつ
「早海さんと呼ばれる日」を見てほっとする。
世界のみんなが松下奈緒ちゃんのような奥さんをもらえることができれば、
戦争や犯罪を始めることもないのではないだろうか?
これは真理だ!