「マドンナ・ヴェルデ」と「生まれる」

「高年齢出産とダウン症候群の因果関係」
「キノホルムとスモン病の因果関係」などは
僕の大学卒論のテーマ。
 
40歳を越えると、圧倒的にダウン症候群が増える。
1977年には数理統計的には「有意」なのであった。
 
さて、最近は50歳を越える出産もあるらしい。
「マドンナ」が冷静ないかにもNHKらしいドラマとすれば
「生まれる」は鈴木おさむらしいユーモアと愛情に満ちたドラマになっている。
「マドンナ」が高齢をさほど気にせず、代理出産の是非を問うことを主眼にしている
のに対して、「生まれる」は高齢出産のリスクにフォーカスしている。
両方観ると、この問題の本質が理解しやすい。
 
それにしても松坂慶子55歳、田中美佐子51歳。
地デジの画面では、かなりきついが、2人とも素直に妊娠中の母親になっている。
 
最近、長男の嫁が出産したが、これからゼロ歳児を育てる力は、今の56歳の僕にはない。
人間は、さらに複雑で危うい社会を作り出しているようで仕方がない。
原子力発電のように・・・