最悪のシナリオ

原発事故から2週間。始めに感じていた、嫌な予感がだんだん現実味を帯びてきた。
 
深刻な状況と言いながら、だれも最悪のシナリオを示さない。
 
燃料棒が破損し、冷却ができなければ、原子炉は高熱になり、
 
制御棒も熱で落下してしまう。燃料棒はさらに高熱になり、すべての
 
施設を破壊し、海水か地下水と混じり、大規模な水蒸気爆発を起こし、
 
放射性物質は300kmの範囲に飛び散る・・・と
 
風向きさえよければ、首都圏は救われるだろう。
 
しかし、チェルノブイリと同じように何10年も近づけない地域がでることを
 
覚悟しなくてはならない。