沖縄発「レア氏事件の真相」

さきほど、NHKのニュース9を観て、NHK(東京)MC2人の「本土人」(うちなんちゅう)
の感想にがっかりさせられました。
以下は「沖縄人」(しまんちゅう)2年生の意見です。
 
この記事は今週、火曜日の沖縄新報の1面を90%占めました。
さらに、別ページでミヤギくんの全文メモが日本訳で掲載されました。
ふだん沖縄新報は購読していないのですが、僕は、たまたま近所の床屋で、観たのです。
その日の朝の沖縄地元ニュースはNHKと民放3社はすべてこのニュースでしたから
普段はニュースらしいニュースのない沖縄新報を手にとってみたというわけです。
 
さて、今日のNHKニュース。
メア氏の20年にもわたる日本関連経験。
奥さんは日本人で、将来は日本人なってもいいという発言。
05年~09年の沖縄総領事。
そして、昨年の普天間問題。
メア氏が永年にわたる自民党沖縄県との折衝を一瞬にして台無しに
してしまった民主党
その悔しさがああいう発言になった。
 
ここまでは、正当なNHKらしい報道でした。
最後に、MC2人は、「(そういう背景を理解した上でも)日本人としても沖縄に対する
この(ゆすり、なまけもの)発言は許せませんよね」
 
これがいけない。
想像ですが、MCの2人は本土人でしょう。
「沖縄の気持ち」が理解できていない。
 
沖縄人は120万います。おおよそ、30%は基地に依存しているように思います。
 
でも70%の人は、普天間、嘉手納の騒音をほとんど経験していません。
私は那覇の南に住んでいますが、米軍のヘリコプターもジェット機
1ヶ月いて、気が付くのは1回くらいだと思います。むしろ、自衛隊
ヘリコプターは毎日上空を飛びます。
 
嘉手納のそば、北谷・砂辺地区に2泊したことがあります。
朝8時からその騒音は、映画「TOPGUN」そのもの。200m上空から
嘉手納滑走路に着陸するF22のガスバーナーのような排気は
戦争を知らない子供たちを熱狂させるでしょう。
ですが、先日、東京の知り合いを連れて、「ジェット機観戦ツアー」をしたら、
昼間1時間1機も飛びませんでした。
 
普天間はさらに、飛行機(それもプロペラ)、ヘリの離発着を観るのは至難のワザです。
4回いきましたが、1度も見られませんでした。観光で沖縄に来た人(多くの大臣も)で
離発着を見た人はまれでしょう。まして、普天間は戦後70年ヘリが落ちたのが1回。
それもけが人はゼロでした。戦後70年、日本の自衛隊、民間航空機は何台墜落し、
何百人が亡くなったでしょうか?
 
嘉手納、普天間那覇、石垣・・・みんな違うのです。
つまり、沖縄人は一つにはまとめられないのです。
沖縄の人100%が怒っているわけではないのです。冷静に分析している人も多くいます。
乱暴な軍人が嫌いなのは事実でしょう。だからと言って中国や北朝鮮が攻めてきたら
本土の人たちは沖縄のために、立ち上がってくれますか?
あの忌まわしい沖縄戦が再び、起きるくらいなら、アメリカ軍でもいる方がましだ!
これが多くの沖縄人の本音ではないかと思います。
 
メア氏が主張している、「アメリカは日本の防衛のために身を投げ出している。
思いやり予算をもらっても、アメリカは全然得をしていない」というのは真実でしょう。
もし、米軍が即刻撤退したら、日本の防衛を日本人でやらなければいけない。
徴兵制度なんて発表できない。金で解決したい!
それが自民党民主党の本音でしょう。
 
ですから、メアさん「ゆすりがうまいのは、本土の人たちなのです!」