「1Q84」ではノーベル賞はとれない

先週木曜日、「1Q84」を読み終えた。

確かに、だんだんはまっていく小説なのだが、どうも読後感があまりよくない。

ノルウェイの森カフカを読み終えた時のあのほのぼのとした読後感がなかったのは

なぜなのか?

青豆と天吾の20年続くラブストーリーはちょっと無理があったのか?

たった1度、手を握ったからといって、お互いが忘れられない愛なんて・・・

そう、ちょっと無理があったのだろう。いかに、その無理をリアリスティック

に描くか?村上春樹の力でもこれはやはり、読者を納得させられなかったのでは

あるまいか?青豆の最後もあまりにも寂しい。



もう一度カフカを読み直してみたい気分ですね。