君は「黒部の太陽」を見たか

なつかしさにつられて、先週末に放映された「黒部の太陽」を観た。

映画が公開されたのは、もう40年前。学校の指定映画で

みんなで映画館に見に行ったのものです。

最初、香取慎吾の、なんか現代風でもあり、富山なまりのないセリフに

富山に転勤したこともある僕は、ちょっと引いてしまいましたが、

全体的な作りはよかった。

それにしても、深キョンの元売春婦もまったく似合わないし、

勝地 涼も冒頭からこりゃ殉職するなって雰囲気出しすぎだよね。


熊谷組関西電力の名前ばかりで、トンネル反対側から

900mも手堀りしていた間組の人たちは完全に無視された

ようで、可哀相でした。

一体、どこまでが真実でどこからフィクションなのか、気になりますね。

中村敦夫演じる関西電力の社長が、昔、世話になった「かつらの社長」に

似ていて、笑ってしまいました。(最近会っていないが、どうしてるだろう?)

それと、映画はもっとハードで、チャラチャラした恋愛や

娘が白血病なんてなかったような気がしますが、

やはり、そういうのがないと若い人は見てくれないのか?

それとも僕の頭がアルツハイマーなのか?


ユースケサンタマリアと香取が綾瀬はるなを取り合うって話は全然、

記憶ないなあ。・・・まあ、それはそれで悪くはないですけど、

親の死に目にも会えない人が何度も大町でデートするのも

いかがなものか?

香取がユースケにお酒を浴びせるシーンや

車の中で男泣きするシーンはよかったですね。

小林薫の姿は、定年間近の僕たちに、仕事への誇りというものを

再認識させてくれました。


それにしてもワンシーンだけなのに松本駅を作ったのには感動しました。

(切符切りの人がなぜか2人なのか、意味不明でしたが・・)

フジテレビもやる時はやりますね。

それともあの駅舎はCGなんですかね?